MAU LIFE LOG <ムサビ通信で学んだ記録>

【マウ・ライフ・ログ】サラリーウーマンをしながら、ずっと学びたかったデザインを学ぼうと一念発起。美大通信課程の2年次に編入、人生2回目の大学生活を送る。現在3年生。目標はアイデアを形にする力を手に入れることゆえ、卒業するかは未定。仕事と大学の両立に苦労しつつ、学ぶ喜びを噛みしめる。

私は武蔵野美術大学を中途退学することにした(2)

4月1日になった。

 

色々更新したかったのだけど、仕事も忙しく、身の回りもドタバタ、そして何より、今日にならねば言えないと思っていた。今なら、押し寄せる感情と冷静になれという脳の司令塔、両者のバランスで、熱い気持ちを持ちながらも、多少は落ち着きも保てていると思う。

友知人にも一通り連絡はした。こういうときFBは便利だ。ひとまず報告ということで近況をアップデート。そして、最後にブログ。まぁ芸能人や有名人ならばブログが一番の公式な場で最初に自分のブログに報告記事をアップする人も多いが、私は一般人であって、FBが一番報告しやすい場所になっている。ブログで私を直接知っている人は多分いない(積極的に宣伝していないだけなので、多分そのうちバレる)。

 

実は近況に変化があったのだ。 近況の変化、つまり、中途退学の理由。

 

実は…

 

実は、デザイン関係の仕事に関わることになった。

 

デザイン関係の、仕事。デザイン、関係の、仕事。うーん、何度書いても打鍵感が良い…。どれだけこの日を待ちわびていたか。このブログを書く何年も何年も前から、色々な紆余曲折があったのだ。誰でもそうであるだろうが、人生は曲がりくねったデコボコ道なのだ。筆舌に尽くしがたい。仮に私に文才があって仔細に描写できたとしても、ここはあえて未来のことだけ書かせてほしいと考えるだろう。と、いいつつ、詳細はあえて割愛するので直接お会いする日がくればお尋ね頂きたい。もしくは私が黙っていられなくなったらブログに書くかもしれない。もはや我慢競争である(?)。

しかし長かった…ただ遠回りのようにも思えるが、こうなるべくしてなったのかもしれない。正直、以前の仕事も好きな仕事だった。発見や学びもあった。よき同僚や上司にも恵まれた。業務は多忙で、もちろんうまくいかないこともあったが、トータルでみて、仕事も、会社も、好きだった。

しかし、諸々あって・・・(省略)・・・、私はデザイン関係の仕事に関わることとなった。それが決まった時、一瞬でその仕事のことで頭がいっぱいになった。そして即、ムサビの中途退学を決めた。再掲するが、過去の記事でもこう書いた

 

もしDirectionが決まれば、途中休学なり、退学も、アリだと思っています。つまり私の目標は「大学で学ぶこと」にあるのではありません。もう十分学んだと感じたり、或いは、自分を突き動かす抑えきれない何かがうまれたとき、もうそこで「学校での勉強」は終わるつもりです。それがない限り、進学や卒業をマイルストーンに頑張ります。

 

赤字で示した通り、まさに自分を突き動かす抑えきれない何かがうまれた。このあいだまで4年進級をああだこうだ悩んでいた自分が、こんなに即決するなんて信じられない。そしてあの退学宣言ブログに繋がる。

 

***

 

そういえば何年も昔、私が進路に悩んでいるころ、とある女性と出会った。その人は過去の彼女の仕事の話をしてくれた。やりたいことがあって、それに近しいことをするためにドイツで働いていたことがあったそうだ。しかし、ある時応募した日本の仕事で採用となり、それが夢に見た仕事であったため、速攻でその時の現地での仕事を辞め、即帰国したらしい。「わかるんですよ。」と言っていた。「本当にやりたいことの時、決断って早いものなんですよ。」と。それをふと、思い出した。私も同じだった。ソレが確定したときの自分の反応は、まさに「自分を突き動かす何か」そのものだった。私は自分をおさえることが出来ず、答えはYESでしかなかった。

その女性も私も、「自分を突き動かす何か」に出会ったのだと思う。"自分を突き動かす何か"…その正体もわかった。それは「パッション」なのだ。「情熱」なのだ。

 よく動物と人間の違いは何かというときに、考えることが出来るとか、感情があるとかいう。私はそれは「パッション」だと思う。人間だけがパッションを持ち、パッションに突き動かされて、感じ、考え、行動できるのだ。そしてパッションに突き動かされたとき、人間は、人間らしさを最も顕在化させるのではないか。

 

***

 

私は今、すごく人間らしい瞬間を生きていると思う。

 

…熱くなりすぎて、少々恥ずかしさもあるが。でも、あえて今、熱くなりすぎる自分をそのままに出している。この瞬間はもうこの瞬間だけ。もし現実を見てガックリくることがあっても、それはそれで現実として受け入れるとして、ガックリくる前のこのPassionateな瞬間はもう再現したり繰り返すことは出来ない。この貴重な瞬間を記録しておきたいのだ。画面の前の皆さんも証人である。

 

続く(おそらく)。

 

 

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