武蔵美通信を選んだ理由。〜バンタン、桑沢、ロンドン芸大、ホイスコーレ〜
武蔵美通信に入学するまで、もちろん、他の学校も検討しました。
バンタンデザイン研究所(半年〜1年コース)
桑沢デザイン専門学校(基礎造形、1年コース)
ロンドン芸術大学(3ヶ月〜1、2年コース)
北欧系職業訓練校ホイスコーレ(半年程度)
まぁ国もバラバラです笑。
なお、私は以前の記事でも書きましたが、既に4年生の大学を出ておりますが、「次は大学院…」という風にはなりませんでした。
理由は簡単。
デザインの超超超基礎から学びたかったからです。笑
例えば、「病院をもっと居心地よくするために患者さんが描いた絵を展示をしよう」というプロジェクトがあるとしましょう。私はこういう取り組みって素晴らしいなと思うのですが、自分が学び始めたかったのは、もっと手前の段階からなのです。この例でいうところの「描いた絵を…」というところは、一般的には、絵の具を使って、普段の景色や、人の笑顔だったり、行きたい場所だったりを、好きな絵の具の色で描くことを思い浮かべるでしょう。でも私が学びたかったのは、その"絵の具の色"を使う前の段階からの「発想力」。武蔵美通信では、基礎造形のクラスで、既製品の絵の具ではなく、身近なものから "採取"して色、自分独自のパレットを作る課題があります。こういうことがしたかった。こういった「これまで生活してきたなかで出来上がってしまった世界」のもっと手前の段階に戻り、発想力を養いたかったのです。そのうえで、何かしらのプロジェクトをやってみたいという思いがあります。ただこういった超基礎の発想力養成なしには、どんな取り組みをしても「ありきたり」になってしまい、応用力が効かないと思うんですよね。
冒頭に挙げた学校は、基本的に基礎クラスのある学校です。ロンドン芸術大学は一見してハイレベルな選択のように見えますが、学びのクラスは非常にバリエーションに富んでおり、通常の学士レベル、修士レベ ル以外にも、まず「表現ってなんだろう?」あたりの問いから始まる超超超基礎コースから、大学で学んだことがないけれど学びたい人のための1年コース、大 学と大学院の間のレベルのコースなどなど、結構扉は広く開かれているんですね。
ちょっと長くなりそうなので今日はこの辺で。またそのうち更新orアップデートします。
課題やります笑。