日々の迷い
先週、ついに学費を納めた。4年生の授業を受けるためである。
しかし実は相当迷った。これはこれまでにも記事にも何度も書いてきたことだけど、そもそも、卒業を目的とするか、である。
私の目標は変わらない。自分のアイデアを形に表現したいというところにある。それを通してコミュニケーションしたい(故に、プロデでもコミュデでもOK)。入学以前にも色々自分で試していたが、前提となるアートやデザインの知識や手法が何もなかったため、とにかく途中で断念してばかりだった。そこで体系的なデザイン教育を提供してくれるところを探し、これまでにデザインのバックグラウンドを問わず、初心者に門扉の開かれた武蔵野美術大学通信教育課程に入学した。まぁ、入学といってもオープンアドミッションなので、高校・専門学校およびそれらと同等の資格があり、入学金さえ支払えば誰でも入れるのだけれど。
当初から卒業は目的ではないと思っていたし、日記にもそう書いていたと思う。
例えばコレ↓
ムサビ通信に入る目的はアイデアを形にする手法を身につけて、アイデアを表現できるようになることに集約される(ただし完璧さは求めない、完璧さを求めると永遠に何もできないと思っているから)。そういう意味ではもう目的は十分達成しているような気がするのだ。
正直会社と学校の二足の草鞋で最短卒業は非常にタイトで苦しいし体力的に辛い(特に今は仕事が忙しいのもある)。いや、実際のところ、出来る。不可能では全くない。ただ、「それ以外のこと」が出来なくなるのだ。仕事と学校以外のことは、出来たとしても隙間時間の片手間でしか出来ない。本当は今は、ある程度の基礎知識や手法が身についたので、それらを応用しながら、自主的に色々やりたい。もっと学校に限らず興味のあるイベントに出かけ、そこで色々な人と交流し、意見交換して知見を広げたい。
本当は、もう4年進学をやめるべきではないか?というより、やめたいというのが本音もしれない。
投げ出すようなことがいやだという謎の自意識と、ここまできたから卒業したいというサンクコスト的な意識と、体力的にも本当にキツイという気持ちと、他のことをやりたい気持ちと、それは本当に学校をやめないとできないのかという迷いの堂々巡りだ。
堂々巡りばかり繰り返しは良くない…。やめるのはいつでもできるのだからとりえず継続しようというのが、今の現状だ。ただの結論の引き延ばしかもしれないけれど。